林研ブループ「大岡森林塾」様の活動報告「チェンソーは型で構える」

いつもマルイチのブログをご覧頂き、ありがとうございます。

今日は長野市大岡の林研ブループ「大岡森林塾」様の活動をレポートします。

先ずは、大岡森林塾様のご紹介から

 

「ヤマから支える地域の活性化」を目的に活動をされています。

会員は14名で内5名が女性なのでいつも華やかな笑い声が飛び交い

皆さん楽しく活動されています。

 

我々の活動には安全で確実な山仕事が必須である。そのために一流の指導者から正しくレベルの高い研修を受け、大岡森林塾メンバーの意識や技術のレベル向上させたい。

 

と言うことで、弊社に講師のご依頼を頂きました。

 

全9回にわたり、

・山の現況調査

・良質木を育てる山造りのプランニング 相対幹距比

・安全装備の大切さ、 チェンソー整備のポイント

・キックバックが少ないチェンソー目立て

・チェンソーの「型」を身体で覚える

・林業の必須ロープワーク

・狙ったところにピンポイント伐倒

・高く売れる造材のポイント 安全な枝払い

・小型エンジンウインチを使った集材

と、専門学校並みの充実した実践カリキュラムを組んでおります。

「チェンソーは武道である」

「武道で大切なのは 型 」

「自分の手足の一部のようにチェンソーを操るために

 型を習得します」

 

顔が傾いていると、狙った方向と受け口の誤差が出やすいので修正します。

 

この姿勢のまま、アクセルを人差し指で握ろうとすると、右肘の脇が開いて肩に力が入ります。

 

アクセルを親指で握ると余計な力がいりません。

 

重いチェンソーを支えるために、前ハンドルの握る位置や膝を使って工夫します。

 

 

それでも女性にとってはチェンソーの重さが負担となります。

そこで、先ず「チェンソーの置台」をつくります。

 

こうすれば、チェンソーの重さを気にせず、意識はガンマークをターゲットに合わせることに集中できます。

受け口がターゲット(ピンクリボン)に向いているか?

確認方法はいろいろあります。

 股越しにのぞいてみたり

 チェンソーの後ハンドルを当ててみたり

 

ここで大切なことは

なるべく誤差が少なく誰が見ても同じ答えになることです。

そのためには客観的道具を使って確認します。

私は「差し金」を使って確認することをお勧めしています。

 

受け口の会合線に差し金の長辺を密着させます。

後ろから覗き込み、差し金の短辺がターゲットに向いていればOKです!

受け口を正確に作れるようになれば、掛かり木になる可能性がかなり減ります。

後はターゲットをどこに定めるか?それは次回のお楽しみです!