目立てヤスリの開発

皆さんこんにちは。

いつもこのブログを読んでいただき、ありがとうございます。

今日は「日東ヤスリ」の商品名で有名な株式会社石駒さんをご紹介します。

 

 石駒さんは新潟県燕市にある日本最古のヤスリメーカー。その品質は一切の妥協を許さず、なんと出荷前全品検査を実施しています。

私も手ノコギリの目立をするときに愛用していました。(懐かし~)

 

今回、石駒さんをお尋ねした目的はズバリ「チゼル用の専用ヤスリの開発」。我々が求めるチェンソーの切れ味は

 

 キックバックしない

 吸い込まれる切れ味  です。

 

これを実現してくれるのがチゼルのソーチェンです。

 

 

現在、チゼル用のヤスリは多種販売されていますが、その中でも「ダブルべベル」を愛用しています。しかし、ヤスリ目がつぶれてしまい、上刃と横刃の接点「カッティングポイント」がバシッときまりません。(私の使い方が悪い?ごめんなさい)そこで不器用の私でも一流の目立てができるように各種のヤスリを探し求めた結果、石駒さんにたどり着きました。

 

石駒さんのヤスリの特徴は

 ヤスリ目が長持ちする

 適度な硬度があり

「削り味」が心地よいのです。

 

ソーチェンの刃先までシッカリ砥げている感じが指先に伝わり、木工修行時代のカンナ研ぎを思い出しました。

 

石駒さんならダブルべベルを超える画期的な専用ヤスリをつくってくれる!

今年の2月から開発がはじまり、私のワガママな要望を聞き入れていただき、試作品を作ってはやり直しの作業が続いています。

 

 http://www.isikoma.com/greeting-about-us.html

 

 石駒さんの創業は明治32年。

JR弥彦線燕駅前に工場があります。

2階の事務所に入ると営業の石黒夏輝さんが仕事の手を止めて、笑顔で私を迎えてくれました。

 

私の理想とするヤスリができるだろうか?

 

製造過程を知らない素人の私の好き勝手な要望に対して

職人の立場から、

 こうすればできるかもしれない。

 あの材料を使ったらどうだ。

親身になって対応していただきました。

 

石黒さんのお話をお聞きしているうちに希望の光が見えてきました!

新商品完成の折にはこのブログを読んでいる皆さんにも是非、ご紹介したいです。