みなさん、こんにちは。
いつもこのブログを読んでいただき、ありがとうございます!
今日は「リギングアンカー」の研修会の様子をご報告します。
講習内容は下記のとおりです
・アンカー選定基準の図式化
・スリング&ブロックの必要強度の求め方
・細い枝先にアンカーポイントを設置する
一般論としてリギングアンカーは木の中心、かつ出来るだけ高い位置に取り付けます。そうするとリギングシステムの選択肢が増えるのです。しかし、「枝先にある大きな枯枝を切除」するときはこの方法だとリダイレクトブロックやコントロールラインが必要になります。
そこで、使用道具を減らすために、切除する部位の真上にアンカーを設置する方法を考えていただきました。
テーマは「アンカーの荷重分散」
折れそうな細い枝をリギングのアンカーポイントにします。
そこに持ち上げた重量物の丸太をピンクテープに縛り付けます。
その時、ブロックが20cm下がったら失格。
制限時間は3時間。
使用道具が少ないほどポイントアップです。
リギングシステムの要は
①「アンカーポイントの取り付け位置」と
②「アンカーポイントの取り付け方法」になります。
①が良いと、自分の描いた通りに材が移動してくれます。
②が悪いと、ブロックを取り付けた枝が折れてしまいます。
樹上からは北アルプスの絶景がご覧いただけます。
気持ちい~~~い!
100%
マイナス0
ブロックを取り付けた枝には、
どの方向に
どの位の荷重
が生まれているのか?
平行四辺形を使って 荷重方向を読みより、
関数電卓を使って sin cos の計算中。
これぞリギングの研修会にふさわしい光景です!
リギングアンカーの目的は
1、切り離した枝の落下を制御する
2、その枝を着地地点まで運ぶ
この二つが実現化できるようにアンカーの設置場所とシステムを
組んでい行きます。
とかく「どのシステムを使うか?」に意識が行きますが、段取りの順番としては
①建造物までの距離
②ロワーリングすると建造物に当たる枝
③枝をこのように動かしたい(建造物を壊さない)
④よってアンカーポイントはあそこだ
⑤システムはあれを使おう
この様にシステム設計は一番最後です。
間違ったノットは事故の元!
次回研修会の「3モーション」は初日にノットテストをします!
不合格になると「罰ゲーム」が待っています。
目を閉じてもできるように、完璧に覚えておいてください!
tie
dress
set
T・D・Sを口癖にしてください。
皆さん今回も遠いところからお越しいただき、誠にありがとうございました。毎回同じメンバーなので気心が知れて和気あいあいです。
お笑いコンビ「キッコリーズ」 誕生!
パパノットで~す。
ケイゴンベントで~す。
久しぶりにお腹を抱えながら笑いました!
夜の交流会も研修会の楽しみですね。