大雪被害 立木が電線に持たれかかる

こんにちは。いつもマルイチのブログをご愛読いただき、ありがとうございます。今日は先日の大雪被害の様子をご報告します。都心に20cm以上の大雪をもたらした今回の大寒波。安全確保のため電車も各地で運休が相次ぎました。写真はJR八高線の現場です。立木が根元からパックリ折れて、電線にもたれかかっています。

①はじめに現場状況をよく観察して、二次災害がないことを確認します。

②立木の移動軌道考えます。今回は1mほど持ち上げた後、横に回転させながら地面に置く作戦にしました。

③全員でリスクを洗い出します。

④各人の役割分担を決め、それぞれシステムを設置していきます。

根元からぱっくり折れています。横回転させるときに根元が動き、川の中へ転がり落ちるのを防ぎます。ノットの負荷を軽減するためにハーフを入れてあります。

こちらは雪の重みで竹が曲がり、線路側へはみ出してしまいました。高速で走る電車にぶつかると、電車の窓ガラスが割れる可能性があります。

竹の中に潜り込むと顔から背中からビショビショです。曲がった竹を取り除きこれで運休が解除できそうです。仕事の後のお風呂が気持ちいいですね。湯船の中では「いつもながら良いチームワーク」と自画自賛して「次回はここうしてみよう」とさらなる効率化と安全作業の向上に思いを巡らします。何より、JRをご利用するお客様の安心安全のために、お役に立てたことがうれしいです。