目立て講習会報告「キックバックよ さようなら!」

いつもこのブログをご覧いただき、ありがとうございます。 

今日は弊社主催のチェンソー目立て講座の様子をご報告いたします。

講習内容は

・キックバックしにくい刃の作り方

・刃の形状が切れ味に与える影響

・チゼル セミチゼルの刃を根本から見直す

巻末には弊社ポール部長の感動の雄叫び?「オーマイゴッド」写真もありますのでどうぞ最後までご覧ください!

ブラボー!  キックバックしないなんて夢みたい!

 

質問:皆さんキックバックはなぜ起きるのでしょうか?

この問いには、バー先端の上部を使うと発生する。と一般に言われています。

でもこれはキックバックが発生する「場所」であって、「発生理由」ではありません。確かに!

ソーチェンの刃が繊維を切りだす力(切削力)と

繊維を切るときに生まれる反発力(抵抗力)の二つの力を比べた場合

切削力 > 抵抗力 キックバックしにくい! 

切削力 < 抵抗力 キックバックの発生! となります。

 

ハイ、先生!

切削力を上げて、抵抗力を下げる目立てをすればよいのですね。

正解!

 

通常、おが屑は長い方が良い目立て!と言われていますが、

おが屑が長い=抵抗力を受けている時間も長い、といえます。

 

左の写真をご覧ください。

キックバックがしにくい目立てはなんと「おが屑が短い」のです。

これには私も驚きました!

ソーチェンの刃が木に当った瞬間、瞬時に繊維を切り離してしまう!感じです。

 

しかも、振動も少なく、バー先端が丸太に入り込むと、そのまま吸い込まれていくような感覚を受けました。これなら手首に対する負担も軽減されそうです!

 

「昨日の常識は今日の非常識」

改めて納得した2日間でした。

 

 

 

今回のお客様は遠く大阪、三重、千葉、群馬、東御からお越しいただきました。

「遠くから来た甲斐があった」とお言葉を頂き、スタッフ一同感激しております。

誠にありがとうございました。

 

次回は12月16日~17日です。

ご一緒に「オーマイゴッド」をさけびましょう!

皆様のご参加をお待ちしております。